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21st BIFFから/ホー・ユーハン監督の最新作「Mrs K」 [マレーシア]

ホー・ユーハン監督の最新作「Mrs K」(2016)は香港との合作で、主役のK夫人を演じるベテラン女優クララ・ワイ(ホー監督の「心魔」にも出演していた)やサイモン・ヤムのほか、フルーツ・チャン監督まで香港から出演しているが、K夫人の夫役にも台湾のロックシンガー・伍佰などの賑やかなキャスティングがまず楽しい。しかし何より、出だしから終わりまで、グーッと掴まれっぱなしで、この作品の握力の強さから逃れられない。
いきなり謎が始まり、続いていく。釜山でのワールドプレミア上映を受けて「The Hollywood Reporter」がタランティーノ的な!と報じたとおり、医者を夫に持ち高級住宅に住むK夫人(劇中に固有名は出てこない)とはいったい何者なのか。冒頭から、凄技で宅配便を装った強盗一味を撃退してしまう。明らかに普通の主婦ではない。彼女には絶対に何かあるはずだから、スクリーンの前で瞬きもできやしない、しかし物語上の説明は極めて乏しい。
正体不明の男たちが、K夫人にまつわるマカオの過去をチラつかせながら見え隠れし、ついには彼女の娘が誘拐される。えっ何の目的で…? 身体能力的には普通なのだろう夫も巻き込んで、娘奪還を図るK夫人一家はアクション全開。
娘じしんも脱出を試みてはまた捕まりの繰り返し、救出劇は一進一退だ。クララ・ワイと対峙するサイモン・ヤムにも、もちろん恐るべき存在感があるものだから、とにかく観てのお楽しみだ。映画消費者にとっての満足度は大。
(2016年11月7日)

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